南高梅 梅干し
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丸三商店の梅干し
丸三商店が取扱っている梅干しは、L玉、3L玉、5L玉という大粒サイズ。毎年大きさが変わってくるので、サイズを合わせて仕入れるようにしています。
実は和歌山では、梅をサイズ別に売るということが一般的ではなかったのです。梅のランクは、大きさではなくて質で決まるため、大小のサイズを混ぜて流通させていたんですね。
でもそれでは、飲食店の料理には使いづらい。そこで丸三商店は生産者にお願いして、サイズを合わせて梅干しを販売できるようにしたのです。 -
おすすめの楽しみ方
現在では、5L玉を丸ごと入れた梅チューハイを東京の居酒屋チェーンさまが導入されるなど、贈答品だけに終わらない飲食店での利用が広がっています。
無添加に近い製法なので、そのまま食べても南高梅の豊かな香りと旨みが味わえますが、焼いて食べても旨味が凝縮して最高です。塩気の中に甘味があって、スイーツ感覚でもいけますよ。
丸三商店のおすすめは、干物と一緒に炙って一緒に食べること。酒のアテにも、白飯のお供にも最高なのでお試しください。和食のメニューが広がる食材です。
紀州の煎り酒
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煎り酒とは?
煎り酒(いりざけ)とは、日本酒に梅干などを入れて煮詰めた万能調味料です。室町時代から使われていた調味料なのですが、江戸時代中期に醤油が普及したことで利用は減りました。諸説ありますが、煎り酒は醤油よりも塩分量が少ないため、冷蔵庫がない時代は保存に向かなかったこともあるのでしょう。
ですが現代では、塩分量が少ないことが逆に強みに。醤油と同様に使え、醤油よりも素材の風味を活かせることから、人気を集めています。丸三商店ではこの煎り酒を、南高梅の梅干しの製造過程から生まれる調味液を使って商品化。PB(プライベートブランド)商品として全国に販売しています。 -
南高梅の旨味。溢れ出す。
南高梅の梅干しが漬けられている調味液には、南高梅の旨味エキスも溶け込んでいます。それを使った煎り酒が美味しくないわけがありませんよね?
本来なら「味の企業秘密」として、社外に出ることのない調味液を使うことができたのは、梅干しメーカーとの長年にわたる信頼関係があってこそ。またわたしたちも、この梅干しメーカーさんの調味液でなければこの味は出ないと確信。手間暇かけてつくられた梅干しだからこそ、この味が出るのです。
この丸三商店の「紀州の煎り酒」は、白身魚やイカ・タコ・貝類の淡白な旨みを引き立てると好評。食材や調味料にこだわる東京の飲食店さまからも問い合わせをいただいております。